盲学校の先生のお話

盲学校の先生にインタビューをしました。

視覚障害者の方の持つ悩みについて知りたかったのです。

私は最初の動画の中で、先生のインタビューを公開するという構想を持っていました。
私が話すより、視覚障害者に人生を捧げている方からのお話のほうが、皆さんに伝わるかと思ったからです。

しかしそれは叶いませんでした。
先生は公務員です。なので、インタビューを公開するには、所属する行政機関の許可が必要だったのです。よく考えれば当然の話でした。でも私はこのアイデアに興奮してしまって、そんなことすら気づかなかったのです。お恥ずかしい話です。

ですが、名前を出さず、盲学校の先生をやっている一個人の話、として公開をする許可を頂きました。
そして、私が7月下旬に公開するウェブサイトをご覧いただき、もしそれがいいものだと思ったならば、その行政機関に許可をとってくれませんか?とお願いしました。
先生はイエスと言って下さいました。
署名が集まれば、その先生はもっと強く行政機関に交渉してくれるかもしれません(笑)

ぜひ署名をお願いします。

下記は2015年7月13日に行った一部インタビューの抜粋です。
署名が集まれば、ここにインタビュー動画を載せる事がきっとできると思います。

Q.視覚障害者の方は、知らない街に行って、お腹がすいたと思った時に、どうやって付近のお店の情報を知るのですか?

先生の答え(以下A)「初めての場所に、単独で出かけるということはほとんどありません。ガイドさんに連れられたり、盲導犬と共に出かけるということがほとんどです。情報については、周囲の方に「聞く」という方法しかありません。」

Q.エレベーターのボタンには点字がついているので、行き先のボタンを押すことはできると思います。しかしエレベーターが止まった時、どのように「何階である」と知るのでしょうか?
A.「ボタンは確かに押す事ができます。ただ、途中で誰かが乗ってきたり、乗った時には既に他の方がボタンを押している、というような場合もありますので、正確に降りる階を知るには、「他の方に聞く」という手段しかありません。どこに行ったとしても、積極的に他人に援助を依頼し、誰かに助けてもらうしかありません」

Q.見知らぬ人に積極的に援助を請う、というのは、内向的な生徒さんだと難しい事ではないですか?
A.「そうです。コミュニケーション・スキルが無く、それが問題になる子はかなりいますね。」

Q.電車についてはどうでしょう。例えば渋谷駅はとても巨大です。視覚障害者の方は記憶を頼りにしないといけないので、かなり正確な記憶を持っていますよね?
A.「そうです。そして電車に乗る、ということは、かなり命の危険に晒されます。ですので、電車に乗る前に訓練をします。ホームの同じ場所で乗車し、降りるときは同じ場所で降りる。ということを徹底的に訓練します。なので、新しい駅に一人で行くということは基本的にありません。」

Q.ビーコンがこの日本にくまなく設置された時、あなたの生徒さんの人生は良くなると思いますか?
A.「よくなるでしょう。これが実現すれば、障害の壁をかなり取り去る事ができます。どこかに出かけ、新たな何かを体験できる。そんな事ができるようになる。そういう可能性があると思います。」
今日お見せできるのはここまでです。
それでも、ビーコンが視覚障害者にとってどれだけの希望になるか、伝わりましたよね?